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2014年7月

職業成年後見人

認知症などで意思能力が低下した方の財産管理や身上看護をするために、成年後見人が選ばれます(正確に言えば、選ばれることがあります、ですね。)

私たち司法書士など専門職が成年後見人に就く場合は、職業後見人とか第三者後見人と呼ばれ、親族が後見人になる場合と区別されます。大きく違うところは、報酬が発生するというところでしょうか。身内の方でも裁判所が認めれば報酬がもらえる場合もあると思いますが、職業後見人は、多寡は別として報酬を頂くことが原則です。報酬は本人(成年被後見人)の財産から頂きます。

そうは言っても、財産がほとんどなく、かつ面倒を見る身内もいない方に成年後見人を付けざるを得ないこともあり、その場合は無報酬覚悟で引き受けることになります。

合田も一人、預貯金ゼロ、年金から老人ホームへの支払いをしたらほとんど残らない、借家の返還義務あり、借金あり(これは予定外!)、というAさんの成年後見人に就任しました。何故好き好んで、財産のない方の職業後見人になったのか、と言いますと、人助けをした実感が欲しかったから、です。

東日本大震災の時、ある程度まとまった寄付をさせて頂きました。もちろん何かの役には立ったと思います。しかしその時の経験で、誰にどのように役に立ったかわからない人助けより、たった一人でもいい、困っている目の前の人を助けたいなあ、と強く思いました。そして、財産のない方の成年後見人になることは、司法書士の資格も生かせるし、ぴったりだと考えました。

また、情けは人のためならずと言いますが、今、こうして人のお役に立っていることが、巡り巡って自分の幸せにつながればいいという打算もあります(笑)。

もちろん成年後見人として、報酬の有無に拘わらず、やることはしっかりやらなければなりません。Aさんの日常は施設の方がしっかりケアして下さっているので、合田はAさんの通帳の残高とにらめっこしながら、早く生計を軌道に乗せてあげたいなあと思いながら成年後見業務を行っています。

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傾聴ボランティア

前々から、仕事以外で社会にお役に立てる何かをしたい、と思っていたところ、縁あって、神奈川区のある特別養護老人ホームで、傾聴ボランティアをさせてもらうようになりました。月に2回ほど、約1時間、入居者さん数人とテーブルを囲んで世間話をします。

特に傾聴の研修などはしていないのですが、「合田さんなら大丈夫でしょう。」とホームの担当者さんがおっしゃってくださり、「ではやらせてください。」ということで始めました。

傾聴だから、入居者さんのお話に耳を傾ければいいだけかと思っていたら、こちらから話を振らないとおしゃべりが始まらないため、世間話が好きとは言え、決して話題が豊富とは言えない合田は、話題探しに苦労します。話題に困ったときのために文部省唱歌の歌集も持参して、皆さんと一緒に歌も歌います。

ときどき、担当者さんに、「こんなんでいいんですかね~。」と相談すると、「ホームに若い人が来てくれて明るい話し声や歌声が聞こえるだけで老人には刺激になるんです。」と励まされ半年が過ぎました。

仕事で会う人や司法書士の中でも、自分が年長であることが多くなったこの頃、こんな私でも若いと言われ、むふふと頬がほころびます。

若いと言われて喜んでいる場合じゃないですが、ボランティアをさせてもらっている充実感もあるし、仕事以外での人とのつながりもできるし、人生の先輩方の生き方みたいなものも勉強させてもらえるし、傾聴ボランティアを始めてよかったなあと思っています。

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